祝開設!令和元年!
僕はかれこれグラフィックデザイナーとしてフリーランスで8年間年飯を食ってます。
過去たくさんの人に「どうやって仕事とったの?」「デザイナーって何やる仕事?」「なぜ就職しなかったの?」などなど、主に会社勤めの方々に様々なことを聞かれます。
ギリギリ昭和生まれで終身雇用が当たり前だった親に育てられ、独立するまでいろんなことがありました。
生い立ちなどは割愛しますが(必要に迫られた時今後ブログで紹介します)初めの投稿ですのでシンプルに過去聞かれたことを真剣に考えて答えてみようと思います。
1.どうやって仕事とったの?
僕は3年ほどグラフィックデザインの会社で働いた経験があります。ただ、当時働いていたのは大阪で、現在独立して事務所があるのは岡山です。全く仕事のツテもなく、前職の会社も喧嘩別れに近かったので仕事の取り方どころか果たしてやっていけるのかもわかりませんでした。
前職の会社を辞めた時点で25歳、そこそこイラレとフォトショ(グラフィックを作るソフト)が使える程度。
地元の先輩にいくつかデザイン会社を紹介してもらい、求人の話もあったので就職も考えましたが、組織に全く向いていないと自分で認識していたのと、若さ故すぐに再就職するのも嫌だったのでなんとなく実家でスネをかじる生活(笑
ただ時間があったので海外に旅行に行ったり先輩に仕事の話をきいたり、友人と遊びにでかけたりと三ヶ月ほどずっと外で遊んでました。
そんな中、とある先輩に「デザインできるなら仕事とってみれば?」と言われ100パーセント鵜呑みにしたことがすべての始まりです。
初めは友人や昔お世話になった人たちから名刺やカードのお仕事をいただきました。この頃見積書もロクにつくれませんでした。
実家暮らしで無収入だったので初めの月は小遣い程度でしたがとても嬉しく、会社勤めの給料とは重みも違いなんとも言えない喜びを感じたことを覚えています。
そこから本格的にデザインの仕事を考え始めます。
初めの目標は月25万円の売上を半年で作ることでした。※1年で自立できなければ就職しようと決めていました
当時はまだ、UI/UXやARなどの概念・技術はなく、iPadが登場したてぐらいだったので今より紙広告も多く仕事がとれればこなしていく自信はありました。
さぁ、ではどうやって仕事をとろうかと。
簡単な名刺を作り、知人・友人にまずは、自分がグラフィックデザイナーとして独立したと言いまくりました。
そして、グラフィックデザインの仕事がありそうなところ(広告代理店・印刷会社・コンサル会社・デザイン会社・看板屋・ベンチャー企業など)にメールを送りまくりました。
当時のメール文面には「実績はまだまだ少ないですが、若い視点でのデザインで評価いただいてます」的なハッタリを入れたところ、「若い視点でのデザイン」がきいたらしく、10通中7,8件は返信がありました。
(今考えると70〜80%の返信率ってすごいですね!)
そのうちの3件は一度お会いしたいと言っていただき、すぐに出向いて過去の作品を紹介するといったことを繰り返しました。
だいたい法人相手の仕事になると仕事をこなした翌月末に支払いが行われるので約三ヶ月で月25万円という数字を達成しました。
(これを維持するのがとても難しいことを後で知る)
従って初めに仕事をとるための営業で行ったことは
・名刺を作る
・メールを送りまくる
・すぐに会いに行く
この3つだけでした。
県民性の違いなどもあると思いますが基本的には人と人が作る社会なので迅速な対応も効いていたように感じます。
次回は「デザイナーって何やるの?」にお答えしようと思います。