仕事をしながらこなした年間120本のライブ
僕は学生時代からギターが好きで大人になってもバンドばかりやっています。
バンドマンって基本お金がないんです。
というのが事業と違ってリターンを明確にできず、好きでやっているから金が欲しいわけじゃないというケースがほとんどだからです。
膨大な時間とお金と労力を投資してリターンがなければそりゃお金なくなりますよね。
僕も一時期とあるモンスターバンドにギタリストとして加入し、年間関東を中心に120本ものライブをこなしていました。
僕ももちろん元々知ってるビッグネームで大好きなバンドだったのでギタリストとしてオファーがきた時に悩んだ末に加入しました。
メンバー全員が食えてたわけではなく、みんなバイトしながらギリギリで一ヶ月生活しながらライブ三昧の日々でした。
ただ僕は既にフリーランスのデザイナーとして大手広告代理店からもかなりの案件を受注できていたのであくまでデザイナーとして生計を立てるスタンスは変わりませんでした。
では、どうやってグラフィックデザイナーをしながら年間120本ものライブをこなすか。結論はでていました。
数年前からよく聞くノマドワーカーというスタイルです。
僕がツアーで回っていたライブ日の一日をざっくり時系列にまとめると
・9時 起床
・10時〜14時 仕事
・14時半 移動
・16時 ライブハウスにてリハーサル
・18時 近くの飲食店で仕事
・21時 本番
・22時 終演
・23時 移動
・24時 ネカフェorビジネスホテルIn
・25時 仕事
・27時 就寝
1日9時間仕事しています。これは仕事できる時間が長く確保できた日ではありますが、最低でも6時間は一日仕事をできる時間は確保できました。
これって普通のサラリーマンの労働時間までは行かなくてもそこそこのパート並みですよね。
あとは移動しながら仕事ができる環境をいかに作るかです。
常に所持していたもの
・macのノートパソコン一台
・iphoe
・外付けハードディスク
以上3点です。
携帯電話ではなくiPhoneと書いたのは、iPhoneが必須だったからです。
wifiのない環境でもメールを送れるようにスポットでテザリング機能を使いパソコンをネットに繋いでいました。
また、当然日中は仕事の電話は常にかかってきます。
フリーランスで仕事をしている場合はほとんどが携帯電話にかかってくるので(建前上事務所に固定電話もひいてはいますが)リハ中などの場合は後で折り返しながら要件を聞き、ライブが終わったら作業の日々でした。
外付ハードディスクは頑丈で、1TBの大容量のものを常に携帯しておりましたが、その中に全ての仕事データを入れるだけではあまりにリスクが高かったのでdropboxの容量を追加し、クラウドでバックアップをとりました。
※これは必須です。
だいたいツアーのサイクルとしてはまとまっていたので月に2週間ほど家に帰れない。そのかわり後の2週間は家に帰るといった具合で実質事務所で行う仕事は一月のうちの半分です。
そんな日々のサイクルでも月の売り上げは50万〜60万ほどをキープできました。
【まとめ】
グラフィックデザインはツアーをしまくるバンドマンにとってはとても有益なスキル。
つまりこのスキルがあればノマド的な働き方も可能。
【次回】
どうやったらグラフィックデザイナーになれるの?